投稿者は、当該号の発行年において日本演劇学会の会員であること。
投稿は、研究論文、実践報告、調査報告、研究ノート、書評とし、いずれも未投稿・未発表のものに限る。
なお、投稿原稿は演劇と教育に関わる内容であるものとし、それぞれを以下の通りに規定する。
(1) 研究論文とその査読観点
演劇教育および関連領域における、先行研究に加えられるべき学術的価値のある研究成果が論証的かつ明示的に述べられているもの。論文課題が明確に設定され、課題と対象との関係において適切な研究方法により、説得力のある分析を通して課題への解答が論証されていることが必要。今後の演劇教育の研究と実践に資する発見や提言などが、教育実践の結果に基づき実践研究としてまとめられた論文もこれに含まれる。
査読観点
(2) 実践報告とその査読観点
演劇教育および関連領域における、広く公開し共有する価値のある実践の内容が、具体的かつ必要十分な情報に基づいて記述されているもの。当該実践に関する基礎的記録が適切に参照され、情報が過不足なく整理され、実践の学術的価値が説得力をもって述べられていることが必要。論文ではないので、論文課題とそれに対する解答およびその論証は必要としない。
査読観点
(3) 調査報告とその査読観点
演劇教育および関連領域において、学術的目的と方法に即した調査により、広く公開し共有する価値があると判断された資料や事例、調査結果を記述したもの。調査の目的と方法が報告内容との関係において妥当であること、報告の価値が過不足なく説得力をもって述べられていることが必要。
査読観点
(4) 研究ノート
演劇教育および関連領域において、萌芽的研究課題、新しい研究方法ないし研究観点、新希の事例に基づいて、将来の研究の基礎または中間報告として、優れた研究につながる可能性のある内容が記述されているもの。現段階で公表する必要があるもの。
査読観点
(5) 書評
演劇教育および関連領域におる近年の公刊書について、その内容、学術的意義、資料的価値などを、演劇教育の実践と研究の歴史的経緯を踏まえて評価しているもの。公刊書の内容を過不足なく客観的に記述していること、具体的な根拠に基づいて評価していることが必要。単なる新刊紹介ではない。
査読観点
投稿原稿は未発表のものに限る。
ただし、口頭発表およびその配布資料等として既に公表されているものはこの限りではない。
投稿原稿は、和文または英文とする。
各記事の分量は、表題、本文、注、参考文献一覧、図表等を合わせて以下のとおりとする。
(1) 研究論文 和文20000字 英文7000words 以内
(2) 実践報告 和文15000字 英文5000words 以内
(3) 調査報告 和文15000字 英文5000words 以内
(4) 研究ノート 和文12000字 英文4000words 以内
(5) 書評 和文8000字 英文3000words 以内
提出原稿は、原則として横書きとする。ワープロソフトによって作成すること。
A4判用紙を縦長に用い、横書きで40字×30行、余白は左右各30㎜、上30㎜、下35㎜とする。英文原稿の場合も同様。字の大きさは10Pt〜 11Pt程度(15Q前後)とする。